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エレメンタルについて

私は長いこと、大学の勉強がなかなか進まなかったのですよね。ちょっとやってすぐ飽きて、ほかのことはじめてしまう。気晴らしの活動をしているうちに疲れて眠くなる、というパターン。誰のせいでもない、なんの言い訳もできない、ただただ自分にあきれかえるほかはない、そんなダメダメぶりでした。


でも最近どうしてもやらなきゃいけない事態になりました。それで追い詰められた苦し紛れに、自分にお願いをしてみました。両手でじぶんの頭をナデナデしながら「お願いします、お願いします。どうしても試験受けなきゃならないんです。受けたいんです。どうか勉強してください。がんばってください。ありがとね。ありがとね。」。


すると不思議なことに、集中力がとぎれず、勉強できました。自分に頼んだら変わった・・・驚きました。「とするとあれは自分じゃなかったのかな」、などと考えたりしました。


御しがたい自分・・・。


ダスカロスはエレメンタルついて語っています。エレメンタルは想念のエネルギーです。自分の中にあって、自分とは違うもの。自分をコントロールしてしまうエネルギー。ネガティブなエレメンタルの影響を受けないこと、ポジティブなエレメンタルを作ることが大切だといいます。


試験勉強をしていて、インターネットを見ていたら、性犯罪者処遇プログラムに関する記事を見つけました。性犯罪者というのは、まさに御しがたい感覚に突き動かされて行動してしまった人たちです。


サイト資料の44ページに、イギリスの「ウェストミッドランド保護観察所における性犯罪者処遇プログラム」というのがあります。


「船旅でどんな障害が起こりえるか?」という問いかけで、問題を乗り越えるための方策、準備、心構えなどをメンバーが答えていくワークが紹介されていました。じぶんたちの新しいライフスタイルもこれと同じなのだと学びます。その後、人生という旅における「目標」「障害」「対処方法」を書きます。


そのワークの中で、わが子に会うことを目標としているメンバーが、発表しながら泣き出し、ほかのメンバーが背中を優しくさするなど温かな交流がみられます。性犯罪者といっても生来の悪人ではないのですね。害のあるエレメンタルに乗っ取られた人たちです。


これは人ごとではなく、程度や被害の差こそあれ、私たちの中には、怒り、嫌悪感、欲望、気がかり、不安、怠け心、食べすぎ、浮気、ギャンブル依存などの御しがたいエネルギーがあります。やめたいのに、よくないとわかっているのに、やめられない、そういう自分がイヤ、という時があります。


その感覚・衝動を自分で選んだのかといえば、選んでいません。少なくとも意識では選んでいません。自分の心の中なのに、自分でコントロールできていないのです。ときに意志を上回る強大な力をもってしまいます。それがまさにエレメンタルというものです。


ダスカロスは、「エレメンタルと戦ってはいけない。戦えば負ける」といいます。たしかに、自分で選んだわけでもない感覚を禁止して、「そう感じる自分はダメ人間だ」と責めても、自分を追い詰めるだけで効果が少ないかもしれません。


ダスカロスは、エゴイズムやエレメンタルについて内省、研究することでエレメンタルを弱体化できるといいます。感じること自体は不可抗力でも「なぜそう感じるのか」「いつからあるのか」「本当は何を望んでいるのだろうか」と考察することはできます。不合理さを今以上にとことん知ることも役立つ場合があります。


ダスカロスはよいエレメンタルを作ることも提案しています。心の創造の力を使って新しいエレメンタルを作るのです。正反対のよいイメージをします。これらはいずれも意志で選択できることです。



またたとえばこのように考えるのはいかがでしょうか。「自分はどうしてもそう感じてしまう。けれど自分は人生をこう生きたい。大切なものを大切にしたい。感覚は変えられないけれど、行動や習慣は変えられる。これからは悪癖を思い出すきっかけになるような刺激をわざわざ自分に与えるのはやめよう。衝動を増幅させるような行動も慎もう」。このように選択できるところで選択します。私がやったように自分に頼むこともひとつの手かもしれません。


感覚に襲われたとき、「1時間おいてからまだそうしたかったらしよう」など、戦わずに気をちらすという工夫もあります。


自然発生的で不可抗力の感覚にたいして自分を責めて、自己嫌悪に陥ったあげくにヤケクソになって衝動に身をゆだねてしまうのではなく、それは「自分の意志とは別のもの」「自分の選択に関わらず存在しているもの」として、関わり方を意志で選ぶ方が得策なのかもしれないと思う今日このごろです。


みなさまのご意見や、「こうしたらうまくコントロールできた」という体験談などをぜひお聞かせください。




コメント

Secret

処遇プログラム共々、読ませていただきました。
これは、性犯罪者限定なのではなく、
私たちにも十分当てはまることなのだと、私もそう思いました。
『エレメンタル』
わかっちゃいるけど、やめられない、この感覚。
私も昔ながらの´恐反応´が蘇るたびに、
やっぱり自分を責め立てます。
「頭では解っているハズじゃないか。I know,I know...
 なのになんで、こーなるのっ!(- -ノ)ノ 」と、いつも
欽ちゃん風味に思ってしまうのであります。
「なんで、自分の心が統制出来ない?自分で解決出来るハズ
 じゃないか。ここまで解っているのになぜ…」と。
結果、考えれば考えるほど、
どんどこドツボにはまりこんでいってしまいます。
起こる反応はしょうがないとして、一歩引いた視点の下、
関わりを考え直す方が確かに得策なのかもしれません。
うんむ、またもや目からウロコ ~( д ) ゚ ゚...
あやま、目玉が飛び出ちった。。。
ちょこっと考えを変えてみます。
そして、試してみます。[自分実験サンプル]
ユーリ姐さん、ありがとうございます。(●′З`)ノ

∞月のしずく∞ さん、さんきゅーどすえ。絵文字最高にかわいいっす。

「起こる反応は仕方がない、と一歩ひいた視点の下、関わりを考え直す」と、ご自身の言葉で的確にとらえてまんな~。

実験ありがと~。まってるで~。


プロフィール

ユーリ

Author:ユーリ
新宿区中落合でヒプノセラピーをしています。

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