気をはらないで気を抜かないこと

「○○さんはこういうところがあるよね」と欠点を指摘することがありますよね。



そのとき、欠点があると言うことが、「だから嫌い」とか、「だから許せない」という意識とともに使われるときがあります。でも同じ「こういう欠点があるよね」と言っても、ペットとか、子ども、家族のことを話しているとき、ほめているのと変わらない、いとおしむような、優しいまなざしで言う場合もあります。



結婚相手の家族のことでもめごとになったとき、相手にわかってもらえない感覚がするのは、この意識のズレです。「こういう所がある」(→だから一緒に責めてほしい)と思っているのに、「確かにそうだよね」というだけで相手の一貫した愛が変わらないからです。



欠点があることが愛さない理由にはなりません。欠点があることを知っていることと、愛することは別問題です。



私たちを見守ってくれる存在やマスターたちの愛し方は、このような愛に近いと思います。私たちの欠点が気づかれていないわけではありません。スケスケにバレてます。私たちの想念の動きを感じ取れればわかります。ただいちいち指摘したりはしないだけです。そのままでいいと思われているわけでもありません。それでも私たちは愛されています。



私たちは、相手が自分を受け入れてくれるかどうかわからない間、緊張しておとなしくしています。本当の自分を知ったら嫌われると心配します。でもひとたび受け入れられたとホッとしたら、自分の想念を正していこうとする気持ちがなくなって、思いたい放題思うわけです。ほんとうに大切で難しいのは、リラックスしながら、たゆみなく自分を変化させていく姿勢を持ち続けることです。



私たちは、どれほど愛とはかけ離れた想念をもつでしょうか。瞬間的な想念を正直に観察してみれば、ホントに失礼なことを思っています。



あら探しをしたり、値踏みしたり、駆け引きしたり、見捨てたり、殺したりします。応援したかと思えば今度は負けるのを心待ちにします。、ひとりじめしたくて好きな人が孤独になればいいと思ったり、欲情して犯したり、いっそ一緒に死のうとか、相手を生かさない思いを持ちます。愛に恵まれても自分が長く愛せません。10年後20年後も大切に思って愛を表しているでしょうか。思い通りにならないとき、心の中で存在をなきものにしないでしょうか。もし私たちがデスノートをもってたら、世界一の権力者なら、ネロやスターリンやポルポト顔負けの世界を作りかねない心を持っていませんか。



私たち自身の安定感、人への信頼感は、自分が愛する愛の確かさによっています。相手に欠点があっても肯定的な姿勢を待ちつづけられる自分であれば、自分もまた誰かの目におびえなくてすみます。自分の愛の欠如から不安でいたたまれなり、より確かな愛をもっている人をねぐらにしたいと思います。それも与える愛ではなく、容器やツールとしてもっておきたいだけです。



愛と似ても似つかない自分自身の想念の世界が地獄なのです。私たちを導いてくれる存在が、私たちを助けることが難しいのは、助け出されなければならない地獄が、私たち自身と一体化した考え、感覚だからです。私たちは自分の考え、感覚を変えるより、その試験をパスして近づいてきてくれる人を待つ方が自然だと思っているのです。



完全に自由が許されている自分の想念界、夢の世界で、この世の法律以上に愛に満ちた法がしかれているでしょうか。



私たちの心の中には、過去世か、先祖か、場の影響か、習慣か、テレビ番組のせいかわからないけれども、自分で選択したつもりはない、たくさんの想念が湧きおこります。沢山の愛も湧き起ります。



瞬間的に湧きおこる想念は自然発生的ですが、その中の何を選んで生きるかは私たちの「意志」です。言葉や行動にうつすには私たち自身の選択が働きます。その点が一番大きな点です。ここは、マスターも神さまも、誰も、助けられない点です。分岐点はその決定にあります。どこかで「これでいい」と思っている言動が何回か繰り返されることで、大きな流れが決まります。



マスターより自分の決定が優先されます。私たちの自由意志が尊重されます。私たちは誰しも聖書の放蕩息子のような存在だから、どれだけ長い時間楽しんできてもいいそうです。マスターたちは責めません。ちょっと言って離れて、遠くから、変わらず私たちを愛し続けてくれます。



だから、困るのです。



いっそもっと介入してくれればいいのにと思います。「介入してほしい」と強く願えば介入してくれるかもしれません。でも、瞬間的には「介入するなよな」と強く思ってしまうわけですから、なかなか難しいです。



マスターや先生に指摘されなくても、たゆみなく学び続けることはできます。それは、自分が大事にするものをもつことです。それがパートナーでも、仕事でも、ペットでも、植物を育てるのでも。出会えて本当によかったと思えたもの、守りたいもの、愛しているものがいいです。主体的に愛します。問題がおきたとき挑戦を受けます。愛するのをやめたくなります。精神的ひきこもりにならず、あきらめず、愛し続けようとすれば、あらゆる工夫をして変え続けるしかありません。



何かおきたらすべて自分のせいにして、結果に責任をもつことです。相手のせいにしません。自分のせいにしたフリをして逃げたりしません。とにかくあきらめないで、よい結果がでるために、自分が何を問われているのか考えて、成功するまで工夫し続ければ、絶対正しいと思って譲らなかった自分の感覚、考え、信念も変えていかざるをえません。やがてはよい結果の定義さえも変えていくことになるかもしれません。



自分の選択によっては、大きな傷をこうむるほど近くにきてくれたパートナーや子どもが、喜んで身をさしだしてくれている動植物や地球が、任せられた仕事が、いま与えられていること自体が愛されていることです。自由を許されている無条件の愛です。この関係でもっと喜びがふかまるために、今できる最高の愛を出すとしたらなんでしょうか。



自己正当化して忘れている場合じゃありません。口達者で言い負かしている場合じゃありません。たとえ誰に責められなくても、自分で日々テーマを見つけては向き合っていきましょう。愛すれば、知恵と愛と力を身につけるレッスンとして問題がおきてきます。愛すれば、すべての問題は福音になります。問題をこえてまだ一緒にいることを選ぶたび、私たちは恵みにふさわしい人間になっていきます。



緊張はしない、でも気を抜かないことが大切だとダスカロスサークルで学びました。安心してリラックスしながら、自分自身の内面世界を変えていきましょう。自分の心のどこをきっても、いつの時点をとっても、自分の心が現実に映し出されたとき、大切なものが大切にされている世界でありますように。


コメント

Secret

すばらしい!

記事でした!!
ありがとう!!!!!
永久保存したいくらい。

む、む、胸が痛い~!ズキンズキンします。(笑)
たとえマスターがいても、自分の決定の方が優先され・・・それだけ我が強いということですよね。鋭いご指摘です。(^。^ゞ
“挑戦”ですね。
優しい人たちの顔を浮かべながら、ほんの少しでも近づけたら・・・
濃い内容、ユーリさん、ありがとうございます!


ユーリ姐さま

まさに、まさに!
「カンドーしたっ!!!」 (小泉風味に)
昨今、自分が思っていたことです。
「昨日は仲良き友だったのに、今日は敵だ(心の中で勝手に篇)」 と。
あと、「自分、逃げてるな」 ってこと。
瞬間的に、ドッロドロのものすごい想念が渦巻いています。
意識的に覆していかないと、ものすごい世界が広がっちゃいそうな。
年末に向けて、想念在庫一掃のし甲斐がありそうです。
本当のクリアな心(魂)ってやつは、
自分が今の自分を頑張って超えてゆかないと
現れないし、維持できないもんなんだと
改めて思い知らされました。
ありがとうございます。何度も何度も読み返しています。
Have a nice nice nice day!!!

Rumichi さん、いや~盛大なおほめの言葉ありがとう。照れるなぁ。もっとほめて。

ニッコリ♪さん、あちゃちゃ、ハートをバキューン!いたかった?だいじょぶだった?

月の総理、ありがとう。学びがシンクロしますよね。マスターも、ある種の選択を繰り返してきた人ですから、クリアな心ってすんごい意図的なことなのですよね。

神さまだらけ

ユーリさん こんばんは 

実習始まりましたよ^^v

実習でまず感じた事が書かれていて↑ビックリしました!!!

PSWは、ユーリさんが書かれているような神さまのような包容力や人間愛にあふれたかたばかりで
スタッフルームはいるだけで癒しのエネルギーで満ちてます

緊張せず、でも相談したい方の痛みをすばやくキャッチして
なおかつ自然体でアプローチしていく・・・

ユーリさんのところのセッションルームもそうだけれど大切なものが大切にされていく現場ってしあわせね

かめさん、一足先にPSW(精神保健福祉士)の実習始まったとのこと、お~、パチパチパチ。スタッフルームが癒しのエネルギーに満ちているというの、初耳ではあったけど、いわれてみれば確かにそうかもしれませんね。いいとこ行かれましたね。人徳だなぁ。
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ユーリ

Author:ユーリ
新宿区中落合でヒプノセラピーをしています。

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