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気づきの体験①-1

今回は、私が体験を通して気づいたことをシェアしたいと思います。

ちょっと長いので、分けてシリーズにします。

私は小学校のときのほんの短い時期、いじめられた経験があります。

自分のせいではないようなことが原因でした。

具体的にいうと、授業が終わって掃除をするために机を後ろにさげるとき、後ろ向きに進んでいて、床に落ちていた誰かのプリントを踏んだ、ということで、リンチに発展してしまったのでした。

男の子たちからT字箒でメッタ叩きに叩かれて、女子トイレに逃げ込んだら、男の子たちは入れないみたいで、外から「出てこい」と言っていました。

女の子たちが「大丈夫だから出ておいで」といい、隣のトイレから壁をよじ登って私のいるトイレにきて、内側から鍵をあけました。

その後またリンチを受けて、裁判にかけられて、土下座させられ、頭をふまれるという始末でした。

帰りは女の子たちが私を慰めながら帰ってくれましたが、私からすれば共犯者みたいなものでした。

私のいた学校はけっこう荒れていたのかもしれないと今は思います。

女の子の顔に茶色い紙袋をかぶせて、誰が殴ったかわからないようにして、殴る蹴るするとか

手足をもってブランコのように揺らして、階段の下に投げ落とすとか

ひどいいじめがありました。

たぶん、いじめが社会問題になる前の、さきがけの時代だったのではないかと思います。

親もたいして問題視していなくて、自分が受けたいじめについて母親に話したところ
「○○君(首謀者の男の子)は、お母さんがいないから寂しいのよ。今度誕生日に呼んであげなさい」といわれました。

お母さんがいないことと私をいじめることは違うと思い、私は釈然としない気持ちでした。

私はその後、いじめっ子たちがすっかり怖くなり、ほかの子を助けられなかったことがありました。

いじめられたことと、ほかの子を助けられなかったことは、私にとってトラウマ的な記憶として残りました。

そこで高校のころ空手を習いました。

強くなって理不尽ないじめに負けないようになりたかったのだと思います。

あと1回試験を受けたら黒帯というところまでやりました。

冬の日に裸足でマラソンして、川の中でエイヤーと型をやって、川べりにある石を手で割った体験は、意志力や気合いの訓練としてよい経験だったと思っています。

でも私が習ったのは極真流空手というもので、ヘルメットや胴衣・グローブをつけて本当に殴るんですね。

しかも男女混合で練習するので、私より30センチも背丈の高い大男と組んだりするわけです。

こっちは腕を伸ばしてもぜんぜんリーチが届かない。

殴られて、後ろに1mくらい飛んじゃって、目の前を光がまったことを覚えています。

私は、小学校のいじめにシンボルされるような理不尽な暴力というものに対してどうすべきなのかをさまざまな方向から摸索していたのですが、当時読んだ2冊の本(書名は忘れました)に書かれていたある場面がとても印象深く心に残りました。

ひとつは、学校で黒人差別を受けていた小さな女の子が、家で鏡の前に座って、鏡にうつった自分の顔におしろいを塗るという場面でした。

これが一番の悲劇だな、と思いました。

鏡におしろいを塗るという行動は、差別する側の否定の言葉を、自分の心の中に内在化させてしまったことを意味していたからです。

敵が単に外側にあるものならまだよいけれど、その論理で思考するようになってしまったら、それが本当の負けだな、と思いました。

もう一冊の本は、南京大虐殺に関わった兵士の手記でした。(南京大虐殺については、あったとかなかったとか諸説ありますが、単に私にとって印象的だったという意味でお読みください)

その兵士は、農民のふりをしているスパイをつかまえて自白させる仕事をしていました。

ある男女を監禁して、毎日気絶するほど暴行して、牢屋に戻していたのですが、翌日になるとふたりとも身なりを整えて独房で正座していて、兵士は敵ながら内心感心していたそうです。

そんな日々が続いて、とうとう自白させることを諦めて、処刑場に向かって歩かせていたときに、二人がいっせいに走り出し、女性は男性をかばうように男性の後ろを走って男性は逃げ切り、女性は背中を撃たれて倒れたそうです。

兵士は、仰向けに倒れた女性の胸を銃剣の先でつきさしました。

そのとき兵士がみたのは女性の穏やかな微笑みでした。

その微笑みは、彼女が心まで明け渡さなかったこと、自分にとって価値あるもののために生ききったことををあらわしているように私には感じられました。

これが勝利なのだと思いました。

理不尽な暴力に対して力で戦って勝ったら、自分より力の強い者と喧嘩して負けたとき、心まで負けてしまいます。

だから力で勝つことよりも心が負けないことが大事なのだと思いました。

そして私は空手道場をやめました。

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Author:ユーリ
新宿区中落合でヒプノセラピーをしています。

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